正月ネタ

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「兄さん! もうすぐお正月ですね!」
「なんだい やけにはりきってるね」
「来年こそおもちつきやりましょうね!」
「そんなもの 買えばいいじゃないか」
「いえ! うすときねも予約したんですよ アマゾンで!」
「か…買ったのかい?;;; そっちを」
「便利ですよね 今の世の中」
「…うん…まぁ そうだね…;」
「友沢のご家族とかよんで…あ! あかつきの先輩とか チームの皆さんとか!」
「ずいぶんにぎやかになりそうだね」
「楽しみですね!」
「そうだね」

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もういくつ寝ると〜♪

「進さん もうすぐ正月ですね」
「そうだよ! うちでおもちつきやるんだ ご家族でおいでよ」
「もちつきですか? 面白そうですね」
「でしょ? 友沢は何がすき?」
「そうですね… 普通にしょうゆと海苔があれば…」
「シンプルでいいよね!」
「進さんは何がすきなんですか?」
「僕はね きなこかな そのままおしるこに入れちゃうのもいいかも!」
「(甘いものか)チョコレートとかどうでしょう?」
「そっか!」
「え…; いや 冗談なんですけど…;;」
「ありがとう 友沢! 用意しとくね!」
「え! あ…あぁぁ;;」

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「もうすぐ正月だね 友沢」
「は…はぁ どうしたんですかいきなり」
「いや どうせ君はまた進を独り占めなんだろうね 初詣とか」
「独り占めって… あぁぁああ!!」
「! な なんだい?」
「それを言いに行ったのに もちの話で忘れてた!」
「もち…?」
「もちにチョコはどうかって言ってみたら なんだか笑顔で納得されて…」
「あー…」
「もっかい行ってきます! じゃあ!!」
「え? あ あぁ …ん? ボクは何しに来たんだっけ?」

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れっつ もちつきパーティー!
「す…進 これは…;;」
「え? せいろですよ? もち米蒸すのに必要じゃないですか!」
「ずいぶん本格的だね; てっきり 炊飯器で炊くものかと…」
「こっちのほうがおいしいですよ」にっこり
「フ… さすが 俺の弟だね」
「? 何か言いました?」
「いや?」にこ

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「こんにちは あけましておめで…」
『進くん!』
「?!」
「あ! いらっしゃい! 翔太くん 朋恵ちゃん」
「お…お前たちいつのまに… (くん?!)」
「友沢もいらっしゃい …? どうしたの?」
「え… いつの間にそんなに懐いたのかと; スミマセン;」
「どうして謝るの?」
「なんとなく…?」
「なんとなく?」
「進くん! なにかお手伝いすることある?」
「あ うん! じゃあ これにお水入れてきてくれないかな?」
「はーい!」
「朋恵もー!」
「朋恵ちゃんはこっちを手伝ってね」
「うん!」
「……あれ…? (…俺もそう呼んでいいんだろうか…)」
「ごめんね 友沢 お客さんなのに手伝わせちゃってるみたいで…」
「いえ 家でもよくやってますから 手伝いは」
「そう やっぱりいい子達だね」にこ
「はい 俺もそう思います」
「すすむくーん!」
「あ! はーい! ごめん友沢!」
「大丈夫ですよ

 ……………
 ……………
 ……………(よし…!)

 
 
 すすむ……!」


「え?」

「……さ ん… あの; (俺の根性なしーーーーー!!!!!)」

「何かあった?;;」
「いえ…あの おみやげ…渡すの忘れてました…」
「わぁ ありがとう! ケーキだ!」
「チョコはやめてくださいね…;」
「え? 買ったよ?」
「!!!」
『すすむくーん!』
「はいはーい! ありがとうね ともざわ!」


「………」
「まだまだ甘いね 君は」
「う…;」
「…根性なし?」
「………;;;」


友沢今年の目標は“さん”付けから進展することらしい 

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「あけましておめでとう 猪狩 それから お招き感謝するよ」
「おめでとうございます一ノ瀬さん その言葉は進に言ってやってください」
「はは それもそうだね」
「相変わらずすげぇな お前の家は」
「おや? 二宮夫人はご一緒じゃないんですか?」
「…いい度胸だな猪狩 新年早々嫌味か…!」
「落ち着け瑞穂; 小さい子だっているんだから」
「まったく…いつになっても口の減らない奴だ」
「お互い様でしょう」
「この…!」
「はいはい! 猪狩もそれくらいにしてくれないか きりがないよ;」
「冗談ですよ」
「……なぁ 猪狩 さっきからやたら気になってるもんがあるんだけどよ…」
「なんです?」
「…あれ チョコだよな… 噴水みたいな…」
「そういえば 甘いにおいがするね」
「あぁ チョコですよ 取り寄せさせました」
「…ちょっと待てよ? 餅つきだよな?」
「そうですね」
「…チョコ?」
「進が試したいっていうもんですから」
「まぁ 食べられないことはないよね っていうか おいしそう?」
「塔哉さん!!?」
「ものは試ですからね お汁粉があるんだから 大丈夫じゃないかと」
「そうだね」
「……あれ この人 こんな人だったか…?」
「何か言ったかな? 瑞穂?」
「いえいえいえ」
「さて 俺ももちつかせてもらうかな サングラス君がバテ気味みたいだ」
「もう少し こきつかうつもりだったんですけどね…」
「はは 君は変わらないね」
「……俺の義理兄って…;;;」



その後 たくさんの人たちでにぎやかにパーティーは行われましたとさ
たぶん チョコがうまければつきたてのチョコもちは旨いと思う




…コレかいてて思ったんだけどさ
あの子達にお互いを「瑞穂」とか「塔哉さん」って呼ばせると
俺 が 恥 ず か し い のは気のせいだよね…
なんだろ… 

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コレを見た後に年賀絵を見ると「あぁ」って思えます



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